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森弘子 氏との著書「大宰府と万葉の歌」朗読会を終えて

こんにちは、コリッコの鎌田です。

先日「大宰府と万葉の歌」という書籍の朗読会を著者の森弘子 氏(以下弘子さん)と企画しました。弘子さんは、太宰府の歴史学研究者として第一線でご活躍され、現在も研究を進めつつ、執筆・監修・講演活動など行っています。本企画は弘子さんに私がノリと勢いで直談判して、ご快諾いただいたものです。ここでは、全10回+番外編の振り返りと感想を書き留めます。

 

↓先日8月27日に朗読会配信は無事にシリーズ最終回を終えました。

 

ご縁ときっかけ

まず、なぜこの企画が始まったのか。コリッコとして「学びの場づくりをしたい」というのは前回のブログでも記載したが、そのためには、コリッコが位置する太宰府についての歴史・文化をおさえておく必要がある。太宰府と言っても太宰府天満宮はもちろん大宰府政庁、観世音寺、水城、もはや福岡全体さらに古くは九州の総督府だったわけで、これらを含めた全貌をつかまないといけない。当時の私にはそれぞれが国宝だったり文化財だったりするのは分かっても、まだまだ点が繋がっていなかった。いくらでも情報は手に入るが、これらをやさしく網羅的に説明してくれている書籍はないものか純粋に探していた。

そんな頃、本屋でばったり出会ったこの本。

筑紫野ゆめタウンの書店にて並べられていた

「おいおい、森弘子さんではないか!」と。実は、弘子さんは私の実家のすぐ御近所さんで昔から家族ぐるみで知り合いだったし、コリッコカフェにも度々お越しになってくれている。偶然、知り合いの書いた本を書店で見つけた僕は早速弘子さんにこの写真を撮ってメッセージした。

それから自分の中で弘子さんに対して親近感がさらに高まり、この本を読んで分からないところあったら質問してみようということで本を購入した。というわけで、自分一人で読んでみるのだが、想像以上に知らない人物や用語がかなり頻出してきて、全部読み切ることができず本を2ヶ月ほど置いていた。

 

6月に入り、事態は急展開。私が好きな書籍「ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~ 」の著者が企画していたオンライン朗読会をYoutubeで視聴していて、「これだ!」とピンときた。画面上では著者自らが朗読し、それに対して若い女性の聴き手が質問したり、コメントをして和やかな雰囲気で進めていくもの。

「ゆっくり、いそげ」オンライン朗読会の一部始終(※本編は有料視聴)

これを視聴して、大きなヒントと勇気を得た僕は勢いで弘子さんに朗読会の企画を提案した。すると「いいね!やってみよう!」とふたつ返事ですぐに開催が決まった。その翌々週から朗読会がスタートする。

 

初回配信の失敗談

勢いが先行して初回の本番まで余裕こいていた私は、予習は特になしで朗読配信をスタートした。なんとか司会・進行をして、弘子さんが朗読を始める。私「あれ、全然いい感じの質問・コメントが浮かばねぇ。。」弘子さんが区切りの良い箇所で読み終える。「・・・・えーっと、つまり・・・・」と私の頭が真っ白になり、固まっている様子が残っているので、ぜひご覧いただきたい。下の動画の8分56秒ごろからの一連のシーン。

恥ずかしいのはもちろん、期待いただいていた視聴者さんに大変申し訳なかったので、次回から欠かさず予習してから挑むようにした。とはいえ、分からないところを事前に調べ過ぎると太宰府の歴史初心者にアプローチできないので、敢えて予習をし過ぎないように意識していた。というのは、都合良過ぎか(笑)とにかく予習をすることで、だんだんと本番での理解も深まり、疑問も湧いてきて気づけば自分自身が楽しんでいた。

p.s

初回配信はネット回線も不備があったので、途切れ途切れで申し訳ありませんでした。

 

著者のより本音・親近感を引き出せた

ご縁が元々あったというのもあるが、二人の息が回を経るごとに合っていって、著者としての執筆の裏話やライブ視聴者からの質問から派生したやり取りを引き出すことができた。視聴者さんからも「大きな講演会場でお堅い雰囲気で聴くよりも、アットホームな言葉でスッと理解が入ってきました」と励みになる感想もいただいた。

 

基礎研究を活かした応用の取り組み

朗読会のvol.10最終回で1時間6分ごろからのところで、弘子さんが「私よりももっと前から太宰府の歴史研究をしてきた人がいて、その人たちの基礎の上にこの本が成り立っている。そしてこれらの基礎研究が今後どんな風に次世代で活かされていくのかが楽しみ。」と素晴らしいコメントをいただいた。このように歴史の文脈を受け継ぎつつ、それを革新し、次世代へつなげていこうとする気持ちと行動をしている方は本当に貴重だし本物だと感動した。と同時に、必ず私もこの期待に応えたいと意気込んだ。おかげさまで、改めて著者本人と朗読会を企画できたことを誇りに思いつつ、今後の展開を色々と想像した。

次なる可能性

他の著書の朗読会ももちろんだが、「大宰府と万葉の歌」で題材になった場所の現地ロケなんかも収録して配信なんかは楽しそうかつ現実的でやろうと思っている。また、いわゆる行政区分の太宰府市内で終始するのではなく、弘子さんも意識しておられる大きな視点での太宰府を意識して、ゆかりのある地へも出向いて生の感覚と歴史を味わいたい。

早速、番外編ということで弘子さんが関わっておられる「黒川復興ガーデンとバイオアート ー 英彦山修験道と禅に習う ー」の現場の朝倉市黒川にある共星の里美術館と黒川復興ガーデンに視察に行ってきた。こちらでも様々なヒントを得ることができた。視察の一部始終も動画にUpした。

 

以上、本シリーズの振り返りでした!

まだまだ感想や気づきはあるが、追々番外編や次回の企画で活かしていきますので、乞うご期待!チャオ!

 

シリーズ一覧

「太宰府と万葉の歌」vol.1

「太宰府と万葉の歌」vol.2

「太宰府と万葉の歌」vol.3

「太宰府と万葉の歌」vol.4

「太宰府と万葉の歌」vol.5

「太宰府と万葉の歌」vol.6

「太宰府と万葉の歌」vol.7

「太宰府と万葉の歌」vol.8

「太宰府と万葉の歌」vol.9

「太宰府と万葉の歌」vol.10

「太宰府と万葉の歌」番外編~共星の里美術館&黒川復興ガーデン視察Volog~